急速に浸透するAI
AIの性能が急速に向上し、社会全体に浸透しつつあります。3月には⾦融庁がAIに関するディスカッションペーパーを発表しました。それを⾒ると、業務効率化等の社内利⽤(⽂書の要約/翻訳、社内FAQなど)や、対顧客サービスへの間接的な利⽤(コールセンター業務⽀援、対外公表⽂書のドラフトなど)での活⽤が進んできているようです。こうした領域でのAI活⽤は、Try & Errorはありながらも、一気に広まっていくことでしょう。
音楽を作ってみた
ただ、AIの活⽤を、こうした「マジメ」な領域だけにとどめては、勿体ないし、面白くはありません。こんな世の中にあって、笑顔を増やしてくれるAIも、次々と誕生&高性能化しています。
先日、AI代表格の「Chat GPT」と、音楽作成AIの「SUNO」を使って、弊社BRAVEYELLのテーマソングを作ってみました。一部だけでも構わないので、<<こちらのリンク先>>から聞いてみていただけないでしょうか。
このクオリティのものが、(初めて利⽤した)SUNOのユーザー登録や、使い方を調べる時間も含めて、わずか20分強でできました。
手順は簡単です。まず歌詞をChat GPTに作ってもらいました。その際、私が送った指示は、下に記載した、ごくごく簡単な8つだけです。
<Chat GPTとのやりとり>
(私1)会社のテーマソングを作りたいので、歌詞を考えてください。対象となる会社のHPをこのあとリンクで示します
**Chat GPTから簡単な質問**
(私2)雰囲気→爽やか。⼤切にしている価値観→イキイキワクワクしている人を増やしたい
** Chat GPTから簡単な質問**
(私3)変⾰に⽴ち向かう勇気を応援する、というのが基本コンセプトです。主なクライアントは地方銀⾏です。地方銀⾏という⾔葉は含めないで構いません。氷室京介や、YOASOBIが好きです
** Chat GPTが歌詞を作成**
(私4)応援する、というキーワードを入れたいです
** Chat GPTが歌詞を一部修正**
(私5)会社のテーマソングなので、会社名のBRAVEYELLを入れてください
** Chat GPTが歌詞を一部修正**
(私6)BRAVEYELLは、その単語だけで使いたいな。「とともに」とか、「がここにある」とかとは一緒にしないでください
** Chat GPTが歌詞を一部修正**
(私7)BRAVEYELLの直前は、「変⾰に⽴ち向かう勇気を応援する」というコーポレートメッセージがいいかな
** Chat GPTが歌詞を一部修正**
(私8)BRAVEYELLが3回でてきてる︖2回でOKです
** Chat GPTが歌詞を一部修正**この歌詞を使用
(出来上がった歌詞は、上記リンク先の説明欄に載せてあります)
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次に、曲とボーカルです。これは、SUNOの指定欄に、Chat GPTが作った歌詞を貼り付けて、曲調欄でJ-POPと指定、CREATEボタンをポンと押しただけです。すると、1分ほどで2種類作ってくれました。その後、別パターンもということで、曲調欄にRockと入れたり、Male-vocalと入れてみたりで、全部で10パターン作りました。これくらいの量であれば、課⾦する必要はなく、無料です。こうして作ったなかで、最も気に入ったのが、リンク先の曲です。
今回は、初の音楽作成だったので少し時間がかかりましたが、それでもわずか20分強です。
銀⾏でも音楽作成を活かせる
音楽作成というと、業務外の遊びと思われるかもしれません。でも、本当にそうでしょうか。
たとえば、営業担当者が「HPと、これまで社⻑からうかがった話をもとに、御社のテーマソングを作ってみました」なんてコミュニケーションはできるかもしれません。昨今のAIブームとも相まって社⻑が面白がってくれたら、一緒に別バージョンを作ったりと、関係性は深まります。そんな話を、誰も持ち込んでこないでしょうから。
⾏内でも使い道はあります。
パッと思い浮かぶのは、中期経営計画のテーマソング作成です。部店ごとの対抗戦とし、各部店が作ったなかから、全社投票で優秀作品を選ぶ設計にします。良い作品を作るには、中計の内容理解が不可⽋となるので、銀⾏史上初めて(失礼)、⾏員が⾃ら中計の理解に励むでしょう。
周年記念が控えているなら、周年記念のテーマソング作成を部店で競わせるのもアリです。⾃⾏の歴史を知り、そのなかで何を歌詞に盛り込むか、どんな曲調を選ぶかは、部店ごとの個性がでて興味深いと思います。
役員と⾏員の距離を縮めたいニーズがあるならば、“らしさ溢れる”役員ごとのテーマソングを作ってはどうでしょうか。
遊ぶようにAIを使う
今回は音楽作成を題材にしましたが、他にも、イラスト作成(本原稿の作成時は、写真を「ジブリ風」イラストに変換するのが流⾏っています)、ロゴマーク作成、動画作成など、笑顔を増やすAIは多くあり、すごい速さで進化しています。
これらは、業務効率化に代表される「マジメ」なAI活⽤に取り組む検討チームの俎上に載せられることはありません。だからと⾔って触れずにいるのも、勿体ない話です。遊び心を持った、遊ぶようにAIを使う担当者を一人置くだけでも、⾒える世界は明るく変わってくるでしょう。
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世の中の先進的な動きを採り入れ、それを楽しみながら活かすことで進化を遂げる、そんな地域⾦融機関が増えるといいなと願っています。
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以上、髙橋昌裕からのYELLでした。