新年のご挨拶
新年あけましておめでとうございます。
本ニュースレターは、ときに発⾏が2か月空き、3か月空き、4か月空きと不定期なものとなっています。昨年、4か月空いた際には、ある地方銀⾏の役員の方から「発⾏がストップしてるけど、体調でも崩したのか︖」と⼼配の連絡までもらってしまいました。
こんな不定期なものでも、発⾏するたびに感想を頂戴し、久しぶりにお会いした際には話題にしてくださるのが、嬉しくてたまりません。
創刊から4年目に突⼊しますが、すべての回でヒントをお伝えできるなど、大それたことは思っていません。それでも、年に1回でも2回でも、「役に⽴った」「勇気をもらった」と思ってもらえるよう、エールを送り続けます。
本年も、引き続き、よろしくお願いします。
BRAVEYELL株式会社
代表取締役
髙橋昌裕
弊社・個⼈の2021年のふりかえり
年始に免じて、もう少し弊社・個⼈について書くことをお許しください。
2021年は、年始から新型コロナの影響を受けることが前提の⼀年でした。そのため、2020年のように「相次ぐ仕事のキャンセル」による⼼の動揺はなく、コロナ禍での仕事の進め方(・遊び方)を、すっかりと確⽴できました。
ビジネスでは、定量的な業績⾯だけでなく、定性的にも満⾜いく年でした。3つ取りあげます。
◆地域⾦融機関の皆さまとの接点が増えた
オンラインの活用が当たり前となり、出張に伴う移動時間は激減でした。その分、打合せ・意⾒交換を実施できる時間枠が増え、独⽴以来、もっとも多くの接点をもつことができました。
◆⻑期でのプロジェクトが主となった
昨年実施したプロジェクトは、全て年間契約でご契約いただきました。前職時代は3か月程度の短期プロジェクトが多く、⻑く寄り添い続けることに限界がありました。そのため、独⽴以降は⻑期でご⼀緒できることを理想としてきたので、双方の思いが合致し、⻑期での機会をいただけたのは、とても嬉しいことです。
◆コラボレーションでの仕事ができた
クライアントにとって望ましいならば、他のプロフェッショナルの方にも⼒を借りて⼀緒に取り組みたいと思っていました。その機会が、昨年ついにあり、複数のコラボレーションができました。より良い成果の提供の⾯でも、⾃⾝の仕事の進め方の幅を広げる意味でも、良い経験となりました。
余談ですが、個⼈的な遊びの⾯でも充実の⼀年でした。なかでも、コロナ前に始めたアマチュア無線は、「密」を気にする必要がないので、積極的に楽しみました。日本アマチュア無線連盟が主催する、年に4回あるコンテスト(大会)の⼀つでは、開局3年以内の部で全国優勝もできました。
地域⾦融機関の明るい兆し
話を地域⾦融機関のことに転じます。
2021年は、それまでの年以上に、明るい兆しを感じました。底⼊れをして、上がり基調に⼊っていくスタートになる年だったかもしれません。
ただし、これが業態全体に言えることなのか、私が接点をもった範囲のことにとどまるのかは、分かりません。皆さんは、どう感じていますか。
ちなみに、私は、次のようなことから明るい兆しを感じとりました。
◆腰を据えて本質的な課題に取り組みはじめた
ご相談くださる内容に、質的変化がありました。
「目先の課題を短期的になんとかしたい」という類のものが減り、「2年かかるか3年かかるか、それ以上かかるかもしれないけど、ここに手をつけたい」という、将来のために本質的なテーマに手をつけるご相談が増えたのが、象徴です。代表的なものは、組織風土改革や⼈材育成です。
先に述べたように⻑期プロジェクトが主となったのは、ここに起因しています。
◆「⾏動」の報告をもらう機会が格段に増えた
打合せや情報提供に対し「よい話を聞いた」「参考になった」と言っていただけるのは、何らかの役にたった結果だと思うので嬉しいです。
ただ、それだけでは物⾜りなさがあるのが本音です。弊社BRAVEYELLの社名に、変革に⽴ち向かって進む勇気(BRAVE)を応援(YELL)する、という意味を込めているように、私が応援したいのは進む(=⾏動する)ことに対してです。
この点について、昨年は過去と⽐べ物にならないほど、「⾏動」したことの報告や、「⾏動」をした結果により生じた新たな悩み事についての相談を受けました。「よい話を聞いた」でとどまるよりも遥かに遥かに嬉しいことで、明るい兆しを感じざるを得ません。
◆⾃主的な勉強会に呼ばれる機会が増えた
平日⼣方や、休日に開催される、⾏職員の⾃主的な勉強会に呼ばれる機会も、昨年は増えました。
⾯識がなくても、講師の打診のため連絡してきてくれる主催者(多くは若手・中堅層)の「⾏動」が嬉しいです。そして、参加者もオンラインでの開催が主流となり参加しやすくなったとはいえ、プライベートの時間を削ってまで、⾃⾏や⾃⾝の将来を考える勉強会に参加しようと思う志の高さには、やはり明るい兆しを感じました。
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変化の激しい時代は、前例がないことばかりです。絶対的な「正解」もないでしょう。こうしたなか、私は皆さんに寄り添いながら、⼀緒に悩み考え、「⾏動」を応援していきます。そのためにも、⾃⾝を高めるよう努めてまいります。明るい兆しを、真の明るさへと繋げていきましょう。
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以上、髙橋昌裕からのYELLでした。