Vol.57 新年のご挨拶とCWO(Chief Waku-waku Officer)  (2023.1.1)

新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

本ニュースレターは、発⾏開始から5年目に突入しました。発⾏間隔が不定期極まりないこのようなものですが、お会いした際に「⾒てるよ」と話題にしてもらえるのはとても嬉しいです。

さらに、発⾏を重ねるにつれ、メール等で頂戴する感想の数が増えてきました。また、「⾏内で配布したい」と連絡をいただくことも何度かありました。アポをとったうえでの会議や電話と違い、一⽅的に発信(送付)しているものではありますが、皆様とのコミュニケーションのキッカケとなっているのは嬉しくてたまらず、発⾏の大きな原動⼒となっています。ありがとうございます。

毎年、同じことを言っていますが、すべての回で気付きやヒントをご提⽰できるなど、大それたことは思っていません。それでも、年に1回でも2回でも、「役にたった」「参考になった」「勇気をもらった」と思っていただけるよう、書いてまいります。

本年も引き続き、どうぞよろしくお願いします。

BRAVEYELL株式会社
代表取締役
髙橋昌裕

5期目を終えました

年始号に免じて、弊社について書くことをお許しください。

2022年、東京では緊急事態宣言の発出はなく、年の前半に「まん延防⽌等重点措置」が出されただけでした。しかし第6波、第7波、第8波と、次々とくる波を前に、世の中は引き続きコロナを気にしながらの一年だったよう思います。

そんななか、2018年に創業の弊社は、5期目を終えました。夏以降はコロナ禍以前と同程度にまで出張が復活し、対⾯とオンラインの双⽅を活⽤したハイブリッド型の働き⽅が完全に定着した感があります。

弊社は、従業員コンサルタントを雇わない1⼈社⻑企業で、事業の成⻑を目指しているわけではありません。それでも、ありがたいことに第5期は増収増益での着地となりました。お声がけくださったクライアントの皆様のおかげです。

私は、心の師匠的な⽅から「商売と趣味の違いは納税にある。税のおかげで災害時、陥没した道路を直せる。橋も架けられる。社会の公共インフラは税で成り⽴ってる。社会が平穏無事であってこその商い。だからその平穏無事のために納税するのは、商⼈としては当たり前」と教えをうけてきました。独⽴来のこれまで4期に続き、5期目も無事に納税ができたこと(実際の⽀払は2月ですが)、ホッとしています。

昨年のご相談テーマの特徴

例年同様、私のバックグラウンドを踏まえて、ビジョン検討・経営計画策定・営業強化といったテーマでのお声がけをいただきました。

ただ、昨年はそのほかに、広義の「⼈的資本」にかかわるテーマのご相談が増えたのが特徴です。ニュースレターVol.51『ビジネスプランコンテストを⼈材育成に最大活⽤』でご紹介したように、「新規ビジネスの検討」でさえも、「⼈材育成」が主目的でした。そして多くが、⼈事部門ではなく、経営や企画部門からのお声がけだったところに、「⼈的資本」対応が全⾏的・経営レベルでの重要テーマとなっていることを感じます。

余談ですが、私は、昨年設⽴となった特定非営利活動法⼈JW-UP(ジョイワウアップ)の監事にもなりました。JW-UPは、「シングルマザーとその⼦どもに対して、職業能⼒の開発に関する事業等を⾏い、就労条件の向上に寄与すること等」および「良質の働き⼿を探す企業との橋渡しも⾏う」(定款より)ことを目的としています。ここでも、やはり焦点はシングルマザーという「⼈」です。

昨年からの流れで、今年も多⽅⾯で「⼈」に向き合い、「⼈」について考える機会が増えそうです。弊社BRAVEYELLの社名は、変⾰に⽴ち向かう組織や⼈の勇気(BRAVE)を、応援(YELL)したいという思いを込めています。戦略や営業強化に加え、広義の「⼈的資本」関連テーマへのご⽀援を通じ、組織だけでなく「⼈」への応援機会が増えてきたことに、やり甲斐を感じます。

業界のCWO

最後に、「⼈」への応援の観点から、意識したいことを書きます。

それは、地⽅銀⾏業界のCWO(Chief Waku-waku Officer)的な言動を心がけることです。

過去にもニュースレターで何度か書きましたが、若⼿中堅の⾏員を中心に、元気さを感じなくなってきている点が、非常に気がかりです。ここが変わらないと、若⼿の離職増加は収まらないとも思っています。

亡くなったアントニオ猪木さんは「元気があれば何でもできる」という言葉を残してくれました。真理でしょう。

地⽅銀⾏は、本来、地域に頼られる凄い存在であり、やり甲斐のある職場です。ワクワクに溢れる資格を⼗分に有しています。しかし、組織の中にいては、当たり前で気付かないことも多くあるようです。それを、外部の⽴場から伝え、ワクワク感の醸成につながる言動・発信をしモチベートすることで、元気で、ワクワクしている⾏員が1⼈でも増えてくれれば、それが望外の喜びです。

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こんなことを考えながら、今年も進みます。

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以上、髙橋昌裕からのYELLでした。